わが愛車
kawasaki ZXR400
整備中の写真12
ドック入り!
ZXR400は、オーバーホール(以下、OHと略します)のため、ARKへ旅立っていきました(Nov.22,2003⇒Dec.21,2003)。ほぼ1ヶ月間のドック入りです。ワタクシが懇意にしているARKはこちら(現在サイト再構築中)です。宣伝するわけではないですが、信頼できるスタッフが揃っていらっしゃいます。お店によっては作業している現場を見せてくれないものですが、ここはずっと「注視」してても嫌な顔一つしません。逆にそうした緊張感が「たまには」あっていい、とのことです。イロイロ丁寧に説明もして下さいます。以下のように写真も自由に撮らせてくれます。実は、写真も撮っておきましょうか、とウレシイ言葉ももらいましたが、そこまでは無遠慮なワタクシも申し訳なく思って、自分で簡単に撮らせてもらったのです。部品供給も即対応で、すぐに入荷します。ワタクシが過去頼んだ例ですと、2営業日で部品を入手できました。ワタクシたち夫婦(嫁はバリオスUです)ともどもお世話になっています。「オンボロZXR400乗ってる人と新品バリオス乗ってる嫁はんの運営するサイト見て来ました」といったら、何かサ−ビスしてくれるかもしれません(保証はできませんが)。
ドック入りすると、すぐに身ぐるみはがされて、こんな状態になりました。腰上OHですので、エンジンを完全には降ろさないのですね。クラッチも点検のため分解してもらっています。クラッチは、「そのすべり具合や摩耗の状況を確認してから見積もりをする」ということでいいと、非常に良心的です。まあ、「今回はエンジンOHを依頼しているからクラッチ点検はサービスしましょう」という意味もあるのでしょう。結局、多少のアタリはあるもののクラッチは大丈夫でした。
身ぐるみはがされ!
(写真をクリックすると拡大します)
こんな感じです。
(写真をクリックすると拡大します)
上からのぞきこんだ状態です。本来エアクリーナーハウジングがあるところですね。
左からの撮影です。当然、冷却水も抜いています。
フィンは大丈夫。
(写真をクリックすると拡大します)
ラジエーターも大丈夫!
(写真をクリックすると拡大します)
もう少し離れて撮りましょう。ジェネレーターカバーも新しいのが欲しいところです。昔、コーナーでコケて削ってしまいましたから。こんなことをいっていると、際限なくなってしまいますね。
右はこんな感じです。こうしてみても各部がへたっています。ホース類はそのうち総交換でしょう。何年か先ですが・・・
ホース類は消耗しますね。
(写真をクリックすると拡大します)
暗くてみにくいですね。
(写真をクリックすると拡大します)
ちょっと暗い写真ですけど、クラッチおよびパルシング周辺です。
さらにズームしましょう。
ズーム
(写真をクリックすると拡大します)
ズーム×2
(写真をクリックすると拡大します)
ズーム、ズーム。パルシング部から、カムチェーンテンショナ−がはずされているのが分かります。
ここまでズーム。フリクションプレートは問題ないようです。次回、プレート類はアップします。
ズーム×3
(写真をクリックすると拡大します)
シリンダヘッドカバー
(写真をクリックすると拡大します)
さてシリンダヘッドカバーをとって、エンジン内部に侵入です。シリンダヘッドとカバーの間からエンジンオイルの漏れが少々ありました。10年も乗っているとあちこち傷んでいるものです。
すでに清掃されていますが、内部はこんな感じです。ここにカムシャフトが2本横たわります。4気筒ですから、4つ穴が真ん中にありますが、そこにスパークプラグが設置されているわけですね。ちなみにプラグパイプとそのガスケット、リングはぼろぼろでした。そこからもオイルが漏れていたようです。
ここにカムシャフトが設置されます。
(写真をクリックすると拡大します)
欠損したバルブガイド
(写真をクリックすると拡大します)
排気側バルブガイドが欠損しているのがわかります。バルブおよびバルブガイドは総交換です。排気側の欠損でよかったです。これが吸気側のガイドでしたら、欠損した金属片がシリンダ内部にはいりこんで、大変なことになったいたかもしれません。突如エンジン爆発とか・・・ワタクシの単車の先輩の言によると、「吸気側より排気側の方が高温になるので、排気側ガイドが欠損し、吸気側はなんとか無事だったのだろう」ということです。なるほど理屈が通っていますね。
シリンダ部です。シリンダーライナーは交換しませんでした。すべすべの手触りです。
シリンダー
(写真をクリックすると拡大します)
バルブには大小あります。
(写真をクリックすると拡大します)
ひっくり返して撮影です。写真上が排気側、下が吸気側です。排気側にエキパイがつき、吸気側にキャブレターがつくわけですね。そしてバルブ穴のところが上写真のシリンダ部と接続します。1気筒、398÷4=99.5ccということになりますね。
カムシャフトです。吸気側と、排気側と2本とも交換以外、手はありません。吸気と排気を2本のシャフトで連動させているので、ダブルオーバーヘッドカムシャフト(DOHC)なわけですね。これ、純正ですが、1本18000円くらいします。
カムシャフト
(写真をクリックすると拡大します)
カジリが確認されます。
(写真をクリックすると拡大します)
かなりカジリがあります。いままでよく持ち堪えてくれました。想像されるように、このカムと連動するロッカアームも大変なことになっていました。ははは。
写真ではカムシャフト左端のギアにサイドカムチェーンが実装されます。ZXRは右サイドカムチェーン仕様です。
ギアもちょっと摩耗してました。
(写真をクリックすると拡大します)
カジカジ
(写真をクリックすると拡大します)
こちらのカムもつるつるに摩耗しています。ホント、エンジンは、開けてみるまでわからない・・・エンジンの回し方にもよりますが、3万kmも乗っていらっしゃるなら、OHを強くオススメします。
ピストンです。角度をかえてアップしていきます。さすがにヘッドが焼けていますね。コンロッドはエンジン腰下に残しています。つまり、今回の作業中は、取りはずしていません。ピストントップは焼け焼けですね。ヤニのようにカーボンがこびりついています。
焼けているピストン
(写真をクリックすると拡大します)
でもキレイです。
(写真をクリックすると拡大します)
0,5mmオーバーサイズピストンの導入はどうかと、ARKより提案がありました。しかし、シリンダ・ボーリングなど費用もかかるので断念です。ボーリングの費用だけで25000円くらいかかります。シリンダを磨く(ホーニング)だけでも1万以上かかります。
ピストンに、かなりアタリがついているのがわかります。黒い部分です。
黒いアタリ。
ピストン
(写真をクリックすると拡大します)
ピストン側面は写真のような状態であり、これまた4つとも交換です。家に持ってかえって、どっかに飾ります。「いままでどうもありがとう」の気持ちです。こうして祭ってやると、事故らないような気がするのです。ははは。
整理
整頓
上の写真のように、各気筒に分け、部品類を整頓してくれています。パーツそれぞれに「なじみ」がついていますから、今まで使っていた部品で再使用するものは、もとの箇所に取り付けます。
バルブ
バルブです。全部で4×4=16本です。これも総交換です。
バルブすり合わせも依頼しています。
カーボン付き
(写真をクリックすると拡大します)
排気側は焼け切っています。
ずいぶんカーボンの付着があったそうです。ピストンともども酷使するパーツですからねぇ。それにしても真っ黒ですね。
バルブスプリングです。これはそのまま再使用です。しかし、シム、コレット、バルブスプリングリテーナ、スプリングシート、ガイドシール等は交換です。
バルブスプリング
(写真をクリックすると拡大します)
ロッカアーム
(写真をクリックすると拡大します)
ロッカアームです。摩耗がヒドイですね。これも総交換です。カジリついています。
なんだかかわいらしいですな。古代の勾玉のようです。
かわいらしい!
3名様に、プレゼント!!
(写真をクリックすると拡大します)
キーホルダーにしようかと思っています。もしこんな摩耗ロッカアームでよろしければ、先着3名さまに差し上げます。メールに住所氏名とハンドルネーム、サイトの感想をお願いします。って応募なんてないですね。ははは。
こうしてみれば、いかに摩耗しているかがよくわかります。
カジリを超えて削れています。
(写真をクリックすると拡大します)
サイドカムチェーン
(写真をクリックすると拡大します)
サイドカムチェーンです。チェーンは程度良好でした。交換せずです。常にエンジンオイルに浸かっていますので、それほど悪くはなりません。「ガラガラ音がするので調子悪いのかな」、というのは気のせいなんですね。サイドカムチェーンを交換するくらいなら、カムシャフトやロッカアームを交換する方が先でしょう。ただし、ドライブチェーンと同じように、「チェーンの伸び」は確認しておきましょう。
腰下のOHまでは金銭的なことを含め、依頼しませんでした。もしも腰上腰下完全OHとなると、コンロッド交換やら新しいミッションの導入やら、50万は軽く突破します。ここまでいけばもうちょっと奮発し、新車を買った方がはやいですね。いかにこだわりを持っているか、バイクライフはそれに尽きます。バルブすり合わせ後のシリンダヘッド、クラッチプレート、そのほか取り外した部品類など、もう少し紹介する写真が残っておりますので、次回アップしますね。それは年明けになりそうです。
Dec.24,2003
ZXR400

   ZXRのページへ−整備中の写真の「もくじ」  

メール ⇒ kawasaki@liberalarts.cc

www.liberalarts.cc 浩の教室