わが愛車
kawasaki ZXR400
整備中の写真3
この製品が一番いいかな。 汚れていないようで汚れているのがフォークオイル。バネのへたりの確認も含め、ひさしぶりにフロントフォークを整備します。45000kmほど走っていますが、今回で3回目のオイル交換です。本当は、10000km毎位に交換するのがいいのでしょうね。純正、SYOWAとオイル選択してきました。今回はこちら、WAKO’Sのフォークオイルを選択しました。FK−01、倒立用のオイルです。サービスマニュアルでは粘度5Wを推奨しています。
確認のため書いておきます。
オイル容量(片側)⇒424ml
サービス油面⇒アウターチューブ上端より、85mm
スプリング自由長⇒325.1mm

・・・まずはカウルをはずします。
グリップラバーも換えたい・・・
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ちなみにステムナットは36です。 ハンドルおよびブリッジを締めているボルトを若干緩めます。そして、ジャッキアップせず、先にフォークトップを緩めます。少し固いです。このとき、減衰力調整メモリを締め込み、2メモリ位にすると後々作業がやりやすいです。
キャリパーをブレーキローターからはずします。次に、アクスルシャフトを抜いて、前輪タイヤをはずします。
通いなれた道のような作業です。
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ひと風呂浴びて・・・ヨイヨイ 「整備中の写真1」で書いたように、サポートボルト類は、このように灯油で洗浄してやります。そのうえで、うっすら出ている錆をとるようにブラッシングします。
フロントフェンダーです。スピードメータークランプは、はずすことなく残しておけばいいでしょう。フェンダーと鉄をつなぐボルトは、トルクをかけすぎるといけませんね。フェンダー側にクラック(ひび)がはいります。上の写真のお椀に浸かっていないスプリングワッシャボルトで止められています
よく働いてくれています。
むぅ、事故車じゃないよ。
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サポートボルトをはずし、フォークを引き抜きます。スルリと抜けますよ。アウターチューブを丁寧に拭いてやりましょう。
左右を間違えることはありえません。なぜなら、メータースクリューを設置するフォークストッパーが前方からみて右のフォークにしかないからです。フォークを横に置くとき、「コポコポ」とフォークオイルが流れている音がしますよ。
2003年秋、ストッパーをなめました。トホホ。
コポコポ・・・
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がっちり、しっかりはさみます。方向まちがえると悲惨。
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フォークをバイス(万力)で固定します。わかりやすいように写真では直付けで、はさんでいますが、本来はウェスをかませて固定し作業します。このバイスは、10年ほど前に、大阪・日本橋の工具専門店で購入しました。ちょっと高かったのですが、バイスをケチるとあとで痛い目にあいます。重いので持ち運びに難儀します。しかしバイスは重ければ重いほどいいです。
ちなみに、後方にジャッキアップされている状態のZXRが写っていますね。ワタクシのジャッキアップポイントは、オイルパンです。
トッププラグを緩め、アウターチューブからはずすと、このような状態になります。ここからの作業がたいへんです。このトッププラグ自体を取るのです。トッププラグはピストンロッドとつながっています。これをはずすのに苦労するわけです。ピストンロッドがでてこないとなんにもできません。結構、力技です。
伸びてきました。
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コツがいります。
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カラーを押し下げ、ピストンロッドナットとスプリングシートの間にフォークスプリングコンプレッサーをはさみます。このようにフォークスプリングコンプレッサーをかますのに、思ったより力が必要です。なにしろ、あの固いスプリングを押し下げているのですから。感覚的にいって申し訳ないですが、20cm位は押し下げることになります。バイスでフォーク下部を確実に固定しないと、恐ろしいことになります。誰かにフォークを支えてもらいながら作業するのがベストです。そんなときに限って、嫁はんは買い物に出かけています。
このフォークスプリングコンプレッサーは特殊工具として、カワサキから購入できます。用途が限られますので、「このさき何度もフォークオイルを自分で変えてやる」と決意してから注文しましょう。あとで使うピストンロッドプーラもそうです。
普通にショップでフォークオイル交換を頼むと、2〜3万かかりますね。ドレンボルトがない車種が増えている現在、相当交換に苦労するからです。同じ単車に長く乗ってやり、ワタクシのように3回フォークオイルを換えるとするなら、都合6万以上かかります。それを考えると、特殊工具とバイスを買った方が結局は安上がりです。それに、なにより楽しいですし。
ただ社外品フォーク、たとえばオーリンズを選択するなど、ステップアップすれば、特殊工具はムダになってしまいます。
ああやっと、ピストンロッド先端がみえました。ここまでで、いったんフォークスプリングコンプレッサーをはずします。注意しないと顔をめがけてカラーが飛び出してきます。
特殊工具は高い!
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キレイです。
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ようやくトッププラグが取りはずせました。なんと美しい!まるでチェスの駒のようです。Oリングが傷んでないかチェックします。200円くらいですから、毎回変えてもいいでしょう。下部のヒゲ3本でカラーと接着しています。このヒゲ3本の長さを調節することによって、スプリングの長さが決定されるわけですね。つまりスプリングをどれだけ押さえつけるか=スプリングの初期荷重の確定です。
バイスからフォークを取りはずし、オイルを抜きます。ザザーっと、スプリングが出てきます。このとき、ピストンロッドを何度も往復させて(つまりピストンさせて)、オイルを抜きます。期せずしてこぼしたオイルが地面に確認できますね。かなり黒く汚れているのがわかります。新しいオイルは無色透明ですから。
この写真気にいってます。
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次回は交換ですね。しかし400Rのサスが欲しい。
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スプリングの自由長を計測します。心配するほどのへたりはありませんでした。次回は交換でしょうかね。319mmまで使用可能です。このスプリングは、2000円ちょっとします。こいつとリアサスペンションのおかげで、楽しいワインディングドライブができるのですね。
さて、メスシリンダーとサービス油面測定注射器の登場です。注射器の方は是非とも必要ということはありません。メスシリンダー、注射器は汎用品です。
これはあってもなくてもいいですね。
便利な工具です。
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ピストンロッドナットにピストンロッドプーラを取り付けます。これも特殊工具です。なにか筒を買ってきて、ネジを切れば代用品が作れそうです。上部の手でつまむところに、細かく「彫り」がはいっていて、上から出てくるフォークオイルを整流し、同時に、すぐにオイルが流れきるように加工されています。簡単なツールなんですが、なるほどの一品です。プーラを10回以上、上げ下げし、エア抜きし、5分待ち、油面を測定します。
面取りまで、85mmです。容量が多い場合があるので、このように注射器で抜き取ります。しかし、フォークオイル容量なんて、厳密を期することなどできませんね。エア抜きしたり、組み付けなおしたり、その際はどうしてもオイルが飛び散ります。ワタクシは、「だいたいこのぐらい減ったかな」とあたりをつけて、注ぎ足します。100ccも違えば問題でしょうが、±10ccならいいんじゃないかとアバウト思考です。カワサキ党の面目躍如でしょう。ショップだってそんなものだと思い込んでいます。
面とりです。
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ハンドルバーも欲しいなあ。 あとは、写真を省略しましたが、総ての工程を逆の順序で組み付ければ終了です。下に、取り付けたあとの左右のトッププラグを示します。減衰力調整メモリ(プリロード)を好みに設定します。今回は思いきって7メモリにしました。標準は6メモリですね。リバウンドダンピング力は8クリック戻しです。ちなみにフロントサスペンションの設定は、プリロード5メモリ、リバウンド8クリック戻しがワタクシの場合いい感じです。リバウンド8戻しは、フロントが軽すぎかもしれません。

最近(平成17年夏)は、フロントリバウンド最強より4クリック戻し、プリロードは5メモリです。
リバウンド5です。
フォークオイル交換後、前回、やり損ねた、スピードメーターのバルブ交換と、クラッチレバー交換をしました。
36ボックスレンチが欲しい。
最近、バルブがよく切れます。
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左の写真が、メーターの裏側です。取り付けネジをはずし、カラー線が出ているバルブソケットをプライヤーでひっぱり抜きます。左下のように、引っこ抜き、新品バルブと交換します。ただ、バルブをねじってとってはいけません。こわれます。そのまままっすぐ抜き取ります。
切れて、
点いて、
120円?
これがバルブです。どこに紛れ込んでいたのか、発見してホッとしています。値段からして、これだけをARK(ショップ)に注文するのは気が引けるからです。
買っておいたクラッチレバー。これは南海部品で購入した、kijima製です。ZXRにアントライオンはもったいないと自分にいい聞かせました。じつはブレーキレバーも交換しなくてはならないのです。嫁はん、右にコケましたから。
廉価です。
ビスタックしましょう。
六角ボルトで締められているクラッチレバーホルダを緩め、ハンドルバーからアッシをはずします。それから、クラッチスイッチをとめている2本の平ビスを緩めます。クラッチスイッチをとらないと、レバー取り付けボルトを緩められません。
ピンボケ写真ですが、これがクラッチスイッチです。この部品はネジ穴部分が欠けています。予備をすでに持っています。まあ、まだ使用可能ですので、いざというときのために保持しておきます。
マスター交換するとムダストックになる・・・
OKです。
ようやく整備が終わりました。今回はある程度急いで作業しましたので、フォークオイル交換に4時間ほど、その他の作業は合わせて30分位で終えました。それでも結構作業時間が長いですね。写真を撮りながらということもあるんでしょうけれども。それも1つの楽しみです。
June 14,2003

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