わが愛車
kawasaki ZXR400
整備中の写真6
グリスアップ! 今回の作業の目的は、主に、スイングアームのベアリング潤滑、モノショックアブソーバを支えるユニトラックシステム(タイロッドとロッカアーム)のベアリング潤滑、前後スプロケットの摩耗確認および清掃、作業の性格からして当然にチェーンのオイルアップおよび調整です。そのほか、気付いたことも、状況次第で総てやります。走るのも、イジるのも好きですから。
リアフェンダーのボルトを3つだけはずします。マフラー側のボルトひとつは、ドライバーを斜めに差し込む形になりますので、ムリに緩めません。サイレンサーをはずして緩めます。あるいは、スイングアームを取りはずしてからフェンダーをとります。チェーンプロテクトカバーも取りはずします。
タイヤが地面に接触している状態で、スイングアームシャフトのフランジピボットナットを緩めます。また、サスペンションユニトラックアーム(タイロッドとロッカアーム)のボルト類の下側をできるかぎり緩めておきます。しかし、ボルトは抜きません。こうした作業が終われば、スタンドをスイングアームにかまします。
スタンドはまだしも、ジャッキで車体を支えている時に力を入れる作業をすれば、へたすると単車がおネンネすることになります。
このあたりをごっそりはずします。
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目盛3.5になってます。
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フェンダーに付いているブレーキラインサポートクリップを抜き取ります。次に、スイングアームの目盛の上についているブレーキラインを固定しているボルトをはずします。リアキャリパーボルトをゆるめ、ブレーキパッドをディスクから分離します。ここまでは、リアタイヤをはずす前にやってしまいます。
スタンドでリフトアップし、リアアクスルシャフトを抜いた後、リアキャリパーホルダーも取り、シャフトを受けるニードルベアリングをグリスで潤滑します。トルクロッドは、はずしません。
作業に疲れたら、各部の清掃をちょこちょこします。スプロケットカバーを取りはずし、エンジンスプロケット周辺を清掃します。とりわけフレーム裏側に、ベットリついている脂の塊を取り除いてやります。頻繁に清掃しているので、あまり汚れていませんでした。チェンジシャフトをワイヤーブラシで丁寧に磨いてやります。あとで、チェンジシャフト先端部とチェンジロッドピロボール部をグリスアップします。なお、スプロケットカバー取り付けボルトの右下の1本は、スタンドスイッチのサポートを兼ねていますので、忘れないようにはめます。ニュートラルランプスイッチラインを傷つけないようにします。
スプロケはまだ大丈夫。
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ナットを検分します。
リアアクスルシャフトナットを緩めたところです。チェーンアジャスタナットをあらかじめ緩めておくと作業がしやすいです。目盛のついた小板(アライメントインジケーター)はとりはずし、抜いたシャフトに通して置いておきます。
ハブダンパーが、ずいぶんゆるゆるになっていました。そろそろ交換ですね。タイヤは作業終了まで、立てて保管します。
ホイールも悪くなっていません。
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ハブダンパー交換しました。2003年11月。
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リアスプロケットを清掃します。アクスルシャフトのところ、オイルシールの内側をグリスアップします。カラーに段付き磨耗が確認されました。次回は交換します。このカラー、いい値段します。
こちらからもグリスアップします。ディスクには何があっても油で汚れた手で触らないようにします。ディスクのボルトを確認のため、レンチをあて、心持ち増し締めします。
六角レンチで増し締め。
抜け殻のようです。
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スイングアームシャフトを抜くときは、2人ですべきでしょう。心持ち、スイングアームを持ち上げ、嫁さんにシャフトを引き抜いてもらいました。こればかりは1人では大変です。スイングアームシャフトはスイングアームを持ち上げれば、スポッと抜けます。木槌などで叩きだしません。
後方からの撮影です。汚れが目立ちますね。後でキレイにしてやります。チェーンは作業中、スイングアームに沿わせておきます。このあと、ジャッキアップし、スタンドをはずします。この状態(スタンドははずしていない状態です)でロッカーアームの上側ボルト2箇所を緩めます。ラバーチェーンガードがじゃまで、工具が入りにくいです。どのボルトであったかサイズを憶えていないのですけれど、19がありました(これは、ショックの上側取りつけボルトでした)。
汚れてマス。
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スコッと引き抜きます。
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ステップはチェンジペダルごと分離し、スタンド、スタンドスイッチもはずします。CRCや灯油で洗浄します。当然、ボルト類は漬け置き洗いです。作業にあたっては、面倒くさがらずに、「はずせるものは全部はずす」、これがワタクシの作業鉄則です。結構、ボルトやナットが緩んでいるもので、増し締めしてやることになり、一石二鳥です。ところで実は、この写真からわかりますように、ジャッキアップポイント設定に失敗しております。がはは。車体の安定を考えたのが裏目にでました。オイルパンの最後方部にするべきでした。その理由は後で書きます。
タイヤをとってから、リアショックアブソーバー取り付けボルトを引き抜きます。さすがに汚れが目立ちます。ショックの目盛は変えませんでした。
いまは、4です。
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結構、重い。
スイングアーム(表)です。もうバリ(ささくれ)は少ないですが、取り扱いに注意します。不用意にバリに触れますと、指先を傷つけたり、爪が欠けたり、割れたりしますから。磨き甲斐のあるスイングアームです(笑)。
前回のスイングアーム取りはずしおよびチェーン、前後スプロケット交換から11500kmあまり経ちました。タイロッドの取り付け部を丁寧に清掃します。ラバーチェーンガードも清掃します。
ロッドのボルト取り付け部分は脱脂します。
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いい感じです。
オイルシールを取りはずし、スイングアームスリーブ(中空のシャフト受け)を引き抜きます。ベアリング潤滑にはモリブデングリスを使用します。タップリ塗り込んでやります。チェーン側の穴の方には、ベアリングが2つ付いていますので、それこそ指をつっこんでタップリです。
モノショックに錆はありませんでした。しかし、ショック下部のブーツ部にひび割れが・・・。スイングアームを取りはずしている間に、ふつう手が届かない箇所を清掃します。ショック上端部に緩みがないか確認します。あぁ、トルクレンチがほしいと思う今日この頃です。
もう、ショックは死んだも同然の状態です。はぁ。
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左横のボルトはドレンです。
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ここのボルトを取るのは一苦労でした。オイルシールも取って、これでもかぁというくらいモリブデングリスで潤滑します。さて、ロッカアームのボルトを抜こうとして絶句。ジャッキがじゃまして抜けません。トホホ。まあ、くるくるタイロッドを廻してみてもスムースであり、違和感がありませんでしたので、今回はあきらめます。なんのための作業やら・・・
取り付けました。ショックがキレイになっただけでもうれしいものです。ふふふ。スイングアームを組み付けるとき、トルクリングロッドがじゃまに感じました。時計の表現を借りれば、後方から見てスイングアームを2時と8時を結ぶラインに傾けてクリアしました。
キレイなだけでもウレシイ。
新しいのがほしい!
こんな感じで鎮座しました。ワイヤーブラシで簡単に磨いてやりました。しかし、このショックも「ついているだけ」のシロモノです。あーあ。
このショック、純正で50000円以上するんですね。高いなァ。思い切ってオーリンズという選択肢もあるけれど、先立つものがありません。
ブレーキ液も交換時期です。
機動的ですね。
キレイに磨きました。ボルトもしっかり締めて終了です。このあたりを潤滑すると、単車がスムースに動きます。
マフラーまで取りはずせば、もっと作業が簡単なことでしょう。しかしそれでは20時間くらいかかるかもしれません。なぜなら、ラジエーターをはずすことになるからです。そうすると、ラジエーター洗浄に冷却水交換と、やりたいことが増えてしまいます。しかもマフラーに耐熱塗料を塗るなどと冒険をしますと、大幅に作業時間がふえることでしょう。マフラー錆落しおよび塗料塗布は次回の課題です。そうか、いっそのこと社外マフラー購入です。しかしそれも¥が・・・
がっちりかためます。
ニュータイヤです!
しかしこのタイヤも3000km未満で交換。ふぅ。
チェーンラインを確認します。最後にチェーンを潤滑します。ワタクシはRKのチェーングリスを使っています。
リアディスクとパッドを確認します。とくにリアブレーキのアタッチメントに気を付けます。
最終点検し、試乗します。前後サスペンションのピッチング運動を確認します。この写真、酔いそうですね。これだけ傾きがあるのは、スタンドがかなり削れているからです。安定はあっていいんですけどね。そのかわり、傾きがあり過ぎる駐車スペースには止められません。
この作業を終えてから、「かなりのスピード」で高速巡航したのですけれども、ブレや振動が格段に減少しました。高速の安定性がきわめて向上したのでしょう。車体がビシッとした感覚を自覚しました。
ウインカーが下がり気味です。
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400レプリカは、もうないなぁ。
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9時間かかって作業したので、フラフラになりました。 腰が痛くなります。ショップの方の苦労がわかるというものです。気持ちの問題でしょうか、いくらかリアの動きが軽くなったようです。
Sept.7,2003

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